にいがたアイサポートだより 第17号 2025年6月号 (メールにいがた174号/福祉だより133号) 〜 今号の目次 〜 1 みちしるべ 〜アイサポートセンター代表挨拶〜  2 アイサポートセンターからのお知らせ  〇県視覚障害者情報センターより 休館日のお知らせ /4月号掲載の点字レシピ集当選者のお知らせ /文芸投稿コーナー令和6年度理事長賞の発表/ 〇協会事務局より/アイフェスタにいがた2025の開催について/アイサポートセンターの令和7年度事業計画について 〇自立支援室より ふれあい・いきいきサロンのご案内 3 関係団体からのお知らせ 4 新潟市選挙管理委員会からのお知らせ 5 利用者参加コーナー   文芸投稿コーナー 6 県内主要文化施設の催事情報 7 生活便利情報コーナー 今号のテーマ:『ヘルプマーク』  8 編集後記 (情報センター・石田) ***** 1 みちしるべ 〜アイサポートセンター代表挨拶〜 新潟県視覚障害者福祉協会 理事長 木村弘美 アジサイの花が少しずつ色付き始め、梅雨の気配を感じる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。種類豊富なアジサイにはその特徴から様々な花言葉があるそうです。中でもホンアジサイは手毬咲きと呼ばれる花が集まって咲く形状から、一家団欒、仲良し、友情等の意味があるのだとか。花の少ないこの時期に咲いてくれるアジサイから元気をもらって梅雨の時季を乗り切りたいものですね。 さて、同行援護従業者現任研修を3月24日(月曜日)ふれ愛プラザ研修室にて開催いたしました。受講対象者は新潟県内の同行援護事業所に所属する同行援護従業者(ガイドヘルパー)の方々です。年度末の開催であったこともあり、受講者数は前年度より少ない人数でしたが、皆さん積極的に発言してくださいました。現在、ガイドヘルパーとして活動している中で感じている業務上の課題や疑問点について、受講者間で情報交換し、同行援護従業者養成研修の講師も加わって、どのように解決していけばよいかを話し合いました。受講者からは、洋服の色や柄を伝えるのが難しい、バスの乗車時の安全な誘導、ガイドヘルパーの高齢化等について課題として挙げられていました。他団体のガイドヘルパースキルアップ研修に参加した際には、買い物後の荷物の扱いについて、ガイドヘルパーの担い手不足等が課題として挙げられていました。次回の現任研修では、演習を取り入れてほしいとのご意見をいただきましたので、検討したいと思っております。 同行援護事業が開始され10年以上が経過しました。同行援護事業は視覚障害者の安全な外出手段としてニーズは高まるばかりですが、まだまだ多くの課題もあります。同行援護従業者養成研修の開催とともに、現任研修の開催にも一層力を入れて取り組んでまいります。利用者の立場からも同行援護事業に関する忌憚のないご意見をぜひお聞かせいただけましたらありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。   *****   2 アイサポートセンターからのお知らせ     〇県視覚障害者情報センターより ■休館日のお知らせ 今号発行日以降の休館日予定は以下の通りです。 <6月>16日(月曜日)、23日(月曜日)、30日(月曜日) <7月>7日(月曜日)、14日(月曜日)、21日(月曜日)、22日(火曜日)、28日(月曜日) <8月>4日(月曜日)、11日(月曜日)、12日(火曜日)、18日(月曜日)、25日(月曜日) ※開館日の受付時間は午前9時から午後5時までです。 ■4月号掲載の点字レシピ集 当選者のお知らせ 前号のアイサポートだよりに掲載しました点字レシピ集の当選者は、発送をもちまして発表とさせていただきます。ご応募いただいた皆様、ありがとうございました。 抽選にもれてしまった場合でも貸出用の蔵書が当センターにございますので、そちらをご利用ください。   ■文芸投稿コーナー 令和6年度理事長賞の発表 昨年度はアイサポートだよりの文芸投稿コーナーに多くの投稿をいただきありがとうございました。多数の作品の中から、視覚障害者福祉協会理事長が特に良かったと感じる作品を選出し、理事長賞を授与いたします。 受賞された皆様、おめでとうございます。ささやかではございますが、記念品をお送りいたします。   <令和6年度理事長賞> 【俳句】 よもぎ摘む 手よりこぼるる 豊な香 (よもぎつむ てよりこぼるる ゆたかなか) 石岡ヒロ子 【短歌】 白杖の 使う勇気を くれた恋 きっとロマンの 杖になるから (はくじょうの つかうゆうきを くれたこい きっとろまんの つえになるから) 三浦五十弥(みうらいそや) 【川柳】 チャイム鳴り 長き応対 鍋こがす ちゃいむなり ながきおうたい なべこがす) 小雪 受賞作は以上です。 引き続き、令和7年度もたくさんの方からの投稿をお待ちしております。 〇協会事務局より ■アイフェスタにいがた2025の開催について アイフェスタにいがた2025の開催について概要をお知らせします。参加は申し込み不要です。ただしビジョンサポート相談会(医療相談・福祉相談)についてのみ事前予約が必要です。お申込みは、9月30日(火曜日)までに自立支援室(TEL 025-381-8118)へお願いいたします。 ○実施概要 アイフェスタにいがた2025<視覚障害を医療と福祉でサポートするつどい> 1 日時 令和7年10月5日(日曜日) 午前10時から午後4時(受付:9時30分から) 2 会場 新潟ふれ愛プラザ 2階 会議室ほか 〒950-0121 新潟市江南区亀田向陽1-9-1 3 参加費・入場料 無料 4 主催 新潟県視覚障害者福祉協会 新潟県視覚障害者情報センター 5 共催 新潟県眼科医会 6 問い合わせ先 新潟県視覚障害者福祉協会 電話:025-381-8118 FAX:025-381-8120 Eメール:ngt.shikaku@cello.ocn.ne.jp  7 事業内容 (1)ふれ愛ブックトーク(午後1時から3時)(会場:会議室) (2)終日イベント(午前10時から午後4時)(会場:研修室) @福祉機器展及び体験 A白杖歩行体験会 B盲導犬歩行体験会(日本盲導犬協会・北海道盲導犬協会) C地域活動支援センター「日だまり」授産品販売 D巡回情報センター ・ 視覚障害者情報センターコーナー ・ ボランティア紹介コーナー (3)ビジョンサポート相談会(午前10時から午後4時) 会場 2階 ミーティングルーム、STT室、音楽室 ※眼科医師と福祉相談員、生活訓練指導員が対応いたします。 ■アイサポートセンターの令和7年度事業計画について 令和7年度の事業計画の概要をお知らせいたします。 T事業方針   令和7年度の事業計画は、視覚障害者の生活の質(QOL)の向上のため、「更なる情報提供の円滑化と移動の円滑化」をビジョンに掲げ、引き続きこれまでの事業を基軸に、視覚障害者がデジタル社会に対応しその恩恵を享受できるよう、持続的な支援の展開を目標といたしました。 取り巻く情勢としては、まず、国が推進する改正バリアフリー法による移動等円滑化対策があげられます。この法の基本方針を受けて、新潟市では令和6年度に「新潟市移動等円滑化促進方針」が策定されました。具体的には、行政や交通事業体などの分野で標識、信号機、点字ブロックの高度化の検討が予定されており、当協会も同様の動きが県内に広がっていくよう各自治体に働きかけて参ります。 次に、ロービジョンを主とした視覚リハビリテーションについては、日視連と日本眼科医会などにおいて意識醸成が図られていることから、当協会においても視覚障害リハビリテーションネットワーク(ささだんごネット)、新潟県眼科医会へ働きかけ、福祉と医療の連携による協働支援を引き続きおこなって参ります。 また、改正障害者差別解消法に基づく合理的配慮の推進を受け、自治体での条例化の流れに合わせた改善・要望活動を進めて参ります。 このほか、今年の最大行事である9月の第71回全国視覚障害者女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)では、複合的な差別の解消と男女共同参画による共生社会の実現を目指し、意義ある大会となるよう主管県としての役割を果たします。 以上の方針により、今後も社会資源を活用し、関係者との重層的な協働支援体制を構築しながら引き続き「連帯と発展」に向け、次の各事業を進めて参ります。 U 実施事業 1地域生活支援事業等 (1) 地域生活支援事業(自立支援室)  自立支援室を拠点とし、歩行訓練士・相談員がチームによる支援をおこないます。 @視覚障害者生活訓練事業等 ア 視覚障害者生活訓練事業 ・ふれあいいきいきサロン・巡回ミーティングの開催 交流、情報交換の場として定期的に開催 ・アイフェスタ2025・ビジョンサポート相談会の同時開催 期日・会場 10月5日(日曜日) 新潟ふれ愛プラザ イ 中途失明者緊急生活訓練事業 ・アウトリーチ等による個別の生活訓練 ・中間型アウトリーチによる医療機関や介護施設等での個別の生活訓練 ・生活相談・歩行訓練・ICT訓練・日常生活動作訓練・点字訓練 他 A総合相談 ・公共機関・企業・団体・家族等からの相談対応・コンサルテーション ・医療従事者等支援者向けの視覚障害者対応ミニレクチャー ・補装具・日常生活用具等の購入・利用に際しての相談支援 B関係機関・団体等との連携・協力による支援体制の強化 ・視覚障害リハビリテーションネットワーク(ささだんごネット) ・新潟県眼科医会 (2) 本部事業 @協会全体の運営に係る事務・連絡調整 A財政基盤の強化 経費の管理、点訳・音声訳製作単価の見直し、賛助金の依頼 B各団体の研修会等参加、講師派遣による啓蒙活動 ・公共機関・企業・各団体の視覚障害者接遇研修への講師派遣 ・学校の福祉学習への講師派遣 ・大学実習生、体験学習及び福祉施設研修の受入れ 2印刷事業 障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法を追い風に、自治体や企業・各団体における視覚障害者への情報保障の重要性とその予算確保について理解を求めながら業務を受託し、点字・音声による情報提供に努めます。 @新潟県受託事業の点字にいがた(点字・音声訳)製作 A新潟市受託事業の行政広報誌等の点字・音声訳製作 B選挙公報の点字・音声訳製作(参議院選挙7月) C企業・各団体の点字・音声訳製作 3地域活動支援センター事業(日だまり) 視覚障害者の地域活動を支援するため、「かたろう!つくろう!かんじよう!」をモットーに日々創意工夫に努め、福祉サービスを提供します。 @作業内容 点字広報誌等封入・名刺等の点字付与・ラベンダーポプリ・ロッソ編み・廃油石鹸・アクリルタワシ・リリアン・雑巾縫い・アルミ缶プレス 他 A心身機能低下防止活動 ヨガ教室、体操教室 B社会体験学習行事 季節の行事、社会見学等 C日常生活に必要な支援 代筆・代読、買い物支援、困りごと相談 4視覚障害者情報センター事業 視覚障害者ひとりひとりに合わせた「情報保障の拠点」として、それぞれが自分らしく、豊かで安心できるくらしを送る権利を保障するよう、支援・活動していきます。 @視覚障害者のニーズに合わせた情報提供の実施 見え方やライフスタイルが異なる視覚障害者のニーズに沿えるよう相談に応じるほか、様々な媒体・手段による情報提供を充実させます。点字、音声、テキストデータによる図書製作や情報提供を行い、またそれらを使用するための機器が必要な場合はその操作支援も行います。さらに、生活に役立つ情報、文化活動やレクリエーション活動等の情報についても積極的に提供します。 ア 利用者向け情報提供の取り組み ・点字、デイジー、テキストデイジー図書及び各種雑誌等の製作、貸出 ・プライベートサービス(対面朗読サービス、図書等の点訳・音声訳サービス、代筆サービス等)、レファレンスサービスの実施 ・「にいがたアイサポートだより」の発行 ・メーリングリストによるタイムリーな情報発信や、ホームページの内容充実やSNSの活用 ・「サピエ図書館」を活用した点字、録音及びテキストデイジー図書、雑誌の貸出及び情報提供 イ 利用者ニーズ把握の取り組み ・事業推進懇談会や図書選定委員会の開催 ・利用者アンケートの実施 ウ 情報入手機器の操作支援に関する取り組み ・読書のための機器操作支援の実施 ・デジタル録音図書再生機の貸出 A視覚障害者への県内支援体制の整備 情報センターの事業を支え、かつ地域における視覚障害者のよき理解者・支援者である点訳ボランティア、音声訳ボランティア等の養成及びそのグループ活動を支援します。また、関係機関と連携・協力し、視覚障害者の生活環境の向上と、センター事業の効率的、効果的な推進に努めます。 ア 県内で活動するボランティア養成の取り組み ・点訳奉仕員・音声訳奉仕員養成講座の開催 ・登録ボランティア養成講座や登録ボランティア研修会の開催 ・視覚障害サポーター養成講座の開催 イ 各県内団体との連携・協力の取り組み ・県内点訳・音声訳ボランティア団体との連携 ・公共図書館との連携(視覚障害者向けサービスやバリアフリー読書サービスの推進と支援体制を構築) ・各自治体、その他団体や機関との連携(市区町村への情報センターPRと未利用者への情報提供等) ウ 県内巡回型イベントの取り組み ・移動情報センターの開設(巡回ミーティング及びアイフェスタにいがたで同時開催) エ その他の取り組み ・施設見学・体験学習等の受け入れ、講師派遣等 5 会員事業等 (1) 会員事業 @日本視覚障害者団体連合、各地区の情報提供 A各地区の市区町村への要望活動の支援 B日視連関係行事の参加 C当事者団体との連携 新潟県視覚障害者連絡会議(通称:新視連) ・期日・会場 7月6日(日曜日) 新潟市総合福祉会館 ・内容 新潟県、新潟市、JR東日本新潟支社及び新潟交通等への要望 (2) 同行援護従業者養成研修事業 @同行援護従業者養成研修の実施 ・期日 5月12日(月曜日)、13日(火曜日)、19日(月曜日)、20日(火曜日)計4日間 ・会場 新潟ふれ愛プラザ A 同行援護従業者現任研修の実施 ・期日 11月10日(月曜日) ・会場 新潟ふれ愛プラザ V 諸会議予定 1法人運営に関する会議等の開催 (1) 理事会 【第1回理事会】 期日・会場 6月7日(土曜日) 新潟ふれ愛プラザ 主な審議事項 令和6年度事業実施報告及び収支決算について 【第2回理事会】 期日・会場 6月22日(日曜日) 新潟ふれ愛プラザ 主な審議事項 理事長及び常務理事、副理事長の選定について 【第3回理事会】 期日・会場 3月8日(日曜日) 新潟ふれ愛プラザ 主な審議事項 令和8年度事業計画及び収支予算(案)について (2) 評議員会 【定時評議員会】 期日・会場 6月22日(日曜日) 新潟ふれ愛プラザ 主な審議事項 令和6年度事業実施報告及び収支決算について 次期役員(理事・監事)の選任について (3) 監事監査 期日・会場 5月21日(水曜日) 新潟ふれ愛プラザ 監査事項  令和6年度事業実施報告及び収支決算について (4) 評議員選任解任委員会 期日・会場 5月21日(水曜日) 新潟ふれ愛プラザ 2 日本視覚障害者団体連合(日視連)関係行事 (1) 第78回全国視覚障害者福祉大会(千葉大会) 5月25日(日曜日)、26日(月曜日) (2) 第71回全国視覚障害女性研修大会(新潟大会) 9月3日(水曜日)、4日(木曜日) (3) 日視連北信越ブロック会長連絡会議 8月21日(火曜日)、22日(水曜日) 福井県 (4) 日視連北信越ブロック大会 11月29日(土曜日)、30日(日曜日) 長野県 (5) 第52回北信越グランドソフトボール大会兼第25回全国障害者スポー ツ大会グランドソフトボール競技地区予選 6月7日(土曜日)、8日(日曜日) 石川県 (6) 第35回北信越ブロックサウンドテーブルテニス大会 10月18日(土曜日)、19日(日曜日) 富山県 (7) 日視連女性協議会全国委員会並びに全国代表者会議 東京都 3月(予定) 〇自立支援室より ■ふれあい・いきいきサロンのご案内 「ふれあい・いきいきサロン」7月から8月の開催のお知らせです。毎月第1と第3木曜日に新潟ふれあいプラザで開設しています。ご自分の見え方の悩みや生活の工夫、地域の話題など、皆さんでお話し、情報交換をしています。最近は、ブラインドテニスに参加したことやランニングマシーンを購入したことなどのお話がでていました。 皆さんお誘い合わせのうえ、お気軽にお越しください。事前の申し込みは不要です。   日時 7月3日、7月17日、8月7日、8月21日 いずれの日も13時30分から15時 場所 新潟市江南区亀田向陽1-9-1新潟ふれ愛プラザ 2階 研修室   なお、9月4日は第71回全国視覚障害女性研修大会(東海・北信越ブロック 新潟大会)開催のためお休みとさせていただきます。 ***** 3 関係団体からのお知らせ ■短期視覚障害リハビリテーションのご案内 (日本盲導犬協会仙台訓練センター) 見えない・見えにくい中で少しでもスムーズに日常生活を送るための訓練です。期間中はスマイルワン仙台に宿泊します。 第82回 2025年9月22日(月曜日)から9月26日(金曜日)4泊5日 第83回 2025年11月17日(月曜日)から11月21日(金曜日)4泊5日 対象 ・視覚に障害があり(手帳の有無は問わない)下記プログラムを希望される方 ・東北6県および新潟県にお住まいの方 ・今まで短期視覚障害リハビリテーションに参加したことがない方を優先します 定員 若干名 ※先着順ではありません。 費用 9,000円 プログラム内容(ご希望する内容をおこないます) 白杖を使った歩行訓練(白杖の選び方・使い方、住宅街等の歩行、電車やバスの利用) 日常生活動作訓練(調理や掃除・洗濯などの動作、工夫のしかた) パソコン訓練(文字入力、文書作成、インターネット、メールなど) 点字訓練(点字の読み方の基礎、書き方の基礎) ロービジョン訓練(保有視覚の確認やその活用方法) 盲導犬歩行体験 申し込み方法 ・受付期間 第82回 2025年8月22日(金曜日)まで 第83回 2025年10月17日(金曜日)まで 受付期間中に、スマイルワン仙台まで申し込み用紙を郵送またはFAXでお送りください。申し込み用紙をお持ちでない方はお送りいたしますのでお電話ください。 問い合わせ・申し込み宛先 公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター 〒989−3163 仙台市青葉区茂庭字松倉12−2 TEL:022−226−3910 FAX:022−226−3990 (担当 視覚障害サポート部) ***** 4 新潟市選挙管理委員会からのおしらせ 新潟市では、令和7年7月に予定される参議院議員通常選挙より、期日前投票所を含めたすべての投票所に、日本点字図書館製の投票用紙記名補助具(記入ガイド)を導入します。 投票用紙の記入欄に当たる部分をくり抜いたプラスチック素材のガイドに投票用紙をセットすることで、候補者氏名等をどこに書いたらよいか判別しやすくする補助具です。 記入欄だけが目立つ黒いガイドと、記入欄が黒い枠で判別しやすくなっている透明のガイド、2種類を用意しています。 使用を希望される方は、投票所の受付で事務従事者にお申し出ください。  問い合わせ先 新潟市選挙管理委員会事務局  電話025−226−3343 ***** 5 利用者参加コーナー ■文芸投稿コーナー このコーナーでは当センターの利用者の方に投稿いただいた俳句、短歌、川柳をご紹介していきます。なお、掲載の順番は受付順といたします。 【俳句】 テニス玉 オーバーライン 五月晴れ (てにすだま おーばーらいん さつきばれ) バラの風 バス停前の 留守の家 (ばらのかぜ ばすていまえの るすのいえ) 燕来る はしゃいでかえる 一年生 (つばめくる はしゃいでかえる いちねんせい) 角張 ようこ 藤棚の した贅沢に くぐりをり (ふじだなの したぜいたくに くぐりをり) 花よりも 包のみごとや 水芭蕉 (はなよりも ほうのみごとや みずばしょう) わが想い のせて薫風 舞い上がれ (わがおもい のせてくんぷう まいあがれ) 石岡 ヒロ子 弥生なり 彼岸過ぎても なごり雪 (やよいなり ひがんすぎても なごりゆき) 冬耐えて 百花繚乱 春の風 (ふゆたえて ひゃっかりょうらん はるのかぜ) 坂上 香代子(さかうえかよこ) 【短歌】 満開の 桜の花に 魅了され ふりむきかえる 春の夕暮れ (まんかいの さくらのはなに みりょうされ ふりむきかえる はるのゆうぐれ) 坂上 香代子(さかうえかよこ)  五十年 時を超えても 色あせず 心に残る 昭和名曲 (ごじゅうねん ときをこえても いろあせず こころにのこる しょうわめいきょく) 小雪 新築の 祝いに届いた 鳩時計 学友遥か 無事を祈りて (しんちくの いわいにとどいた はとどけい がくゆうはるか ぶじをいのりて) スーパーの レジ待ちの列 長い列 友の声して ほっと一息 (スーパーの れじまちのれつ ながいれつ とものこえして ほっとひといき) でんでんむし 好物は 少しひかえめ 値上がりで 腹半分に 押さえおこう (こうぶつは すこしひかえめ ねあがりで はらはんぶんに おさえおこう) 小春 クチナシの 甘き香りを 懐かしむ 少女の頃 母といた庭 (くちなしの あまきかおりを なつかしむ しょうじょのころ ははといたにわ) クレマチス 【川柳】 視えずとも 香り手ざわり 花めでる (みえずとも かおりてざわり はなめでる) トランプに 世界タジタジ 恐れだす (トランプに せかいたじたじ おそれだす) 食べ盛り 親四苦八苦 米求め (たべざかり おやしくはっく こめもとめ) 小雪 断捨離が すぎてわが身を 見失い (だんしゃりが すぎてわがみを みうしない) ほら見てよ 八重の椿が 散ってみせ (ほらみてよ やえのつばきが ちってみせ) ピーチクチ ばばも散歩と 呼び出され (ぴーちくち ばばもさんぽと よびだされ) でんでんむし 良い汗を 流すと福に 巡り合う (よいあせを ながすとふくに めぐりあう) ゴミ出し日 カラスのメモに 書いてある (ごみだしび からすのめもに かいてある) 札束の 餌には欲が 良く掛かる (さつたばの えさにはよくが よくかかる) 渡辺幸栄(わたなべこうえい) 園にもなれ うれし楽しと 話す孫 (えんにもなれ うれしたのしと はなすまご) 何もせず 寒い暑いと はや五月 (なにもせず さむいあついと はやごがつ) 小春 投稿いただいた皆様、ありがとうございました。 <文芸作品募集要領> 1.募集 俳句、短歌、川柳の3部門 2.募集作品  毎回お一人各部門ごとに上限3句、3首以内、自作、未発表の作品。 誤字、誤読などを防ぐため漢字や語句にはふりがなをつけてください。 今年度より、本欄に投稿いただいた作品の中から何首かを「点字にいがた」に掲載することとなりました。「点字にいがた」への転載については、その都度の許可をいただきませんので、辞退されたい方は、その旨を投稿の際にお知らせくださいますようお願いします。 3.次回掲載応募締切 7月4日(金)までに当センター必着。 4.その他(表彰の実施) 掲載した作品について、にいがたアイサポートセンター内で審査を行い、理事長賞を翌年度の6月号で発表します。 ***** 6 県内主要文化施設の催事情報   施設名、所在地、問い合わせ先電話番号、催事名の順に掲載いたします。 内容については中止または延期となる可能性があります。ご利用にあたっては直接施設に電話等でご照会ください。 <野外施設、博物館> ◆国営越後丘陵公園(長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1) お問い合わせ 電話 0258−47−8001 【催事情報】 あじさいまつり 6月中旬から7月上旬 ◆新潟県立植物園(新潟市秋葉区金津186番地) お問い合わせ 電話 0250−24−6465  【催事情報】 特別企画展示「夢は叶えるもの ターシャ・テューダー人生の軌跡展」 開催中 7月13日まで ◆新潟県立歴史博物館(長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2) お問い合わせ 電話 0258−47−6130         【催事情報】 未定です。 ◆新潟市歴史博物館 みなとぴあ(新潟市中央区柳島町2−10) お問い合わせ 電話 025−225−6111 【催事情報】 「戦場の町と村 新潟市と戊辰戦争」 7月12日から8月31日 <音楽関連> ◆新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ(新潟市中央区一番堀通町3−2) お問い合わせ 電話 025−224−5521(チケット専用ダイヤル) 【催事情報】 1コイン・コンサートVol.138 比類なき技巧 ”ピアノ” 7月23日 ◆新潟市秋葉区文化会館(新潟市秋葉区新栄町4番23号) お問い合わせ 電話 0250−25−3301  【催事情報】 橋宣明テノールリサイタル 8月31日 ◆長岡リリックホール(長岡市千秋3丁目1356番地6)  お問い合わせ 電話 0258−29−7715 【催事情報】 第十二回 入船亭扇辰(いりふねていせんたつ)独演会 7月12日 ◆見附市文化ホール アルカディア(見附市昭和町2丁目1番1号) お問い合わせ 電話 0258−63−5321 【催事情報】 舞台の上の音楽会 アルカディアフレンズアンサンブルによる小さなコンサート 木管三重奏 7月13日 ◆上越文化会館(上越市新光町1丁目9番10号) お問い合わせ 電話 025−525−4103 【催事情報】 劇団四季ミュージカル「赤毛のアン」 8月31日 <美術関連> ◆新潟県立万代島美術館 (新潟市中央区万代島5−1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階)  お問い合わせ 電話 025−290−6655 【催事情報】 さくらももこ展 7月12日から10月26日 ◆新潟市美術館(新潟市中央区西大畑町5191−9) お問い合わせ 電話 025-223-1622 改修工事のため、8月下旬まで休館です。 ◆新潟市新津美術館(新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1) お問い合わせ 電話 0250-25-1300 【催事情報】 未定です。 ◆新潟県立近代美術館(長岡市千秋3丁目278−14) お問い合わせ 電話 0258-28-4111 【催事情報】 徳川十五代将軍展 国宝・久能山東照宮の名宝 6月27日から8月24日 ***** 7 生活便利情報コーナー 見えなさ、見えにくさを抱えておられる方の日頃の生活を便利にするグッズや機器等をご紹介するコーナーです。 今回は『ヘルプマーク』をご紹介します。 ヘルプマークは外見から分からなくても援助や配慮を必要とする方が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう作られたマークです。2012年から東京都が独自の取り組みとして開始しましたが、現在では全ての都道府県に取り組みが広がり、新潟県も県の施設や各市町村で配布をおこなっており、当センターでも配布しています。 タテ8.5センチ、ヨコ5センチくらいの大きさで、カバンなどにつけられるストラップが付いています。赤い板状で、白の十字マークとハートマークが描かれています。 配布は無料で、書類や障害者手帳などの提示も必要ありません。申込者は県内在住のヘルプマークを必要とする本人または家族や支援者などの代理人に限ります。申込者1人につき、1枚までの配布です。直接取りに行くことが難しい方は郵送での交付も可能ですが、各自治体や施設によっては郵送料がかかるので事前にご確認ください。 また、新潟県では『ヘルプカード』もヘルプマーク同様に希望者へ配布しています。ヘルプカードとは、援助や配慮を必要としている障害のある方などが携帯し、いざというときに必要な支援や配慮を周囲の人にお願いするためのカードです。災害時や緊急時など、周囲の人に手助けを求めたい時などに提示することで、あらかじめヘルプカードに記載してある「お願いしたいこと」について手助けを求めることができます。 二つ折りの名刺サイズのカードで、外側には「お願いしたいこと」を自由に書き込めるスペースがあり、内側には氏名などの個人情報や、病名やかかりつけ医療機関や緊急連絡先などが記入できます。ヘルプカードは各市町村で仕様が異なる場合もあります。 ***** 8 編集後記(情報センター・石田)   はじめまして。2月より新潟県視覚障害者情報センターにてお世話になっております、石田と申します。日々新しいことに直面し戸惑うことも多い中、職員やボランティアの方々には色々助けていただき、利用者の方には親切に接していただき、大変感謝しております。まだ不慣れなことも多くご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、よろしくお願いいたします。 ところで、皆さまは面白そうな本を見つけたい時、どのように探していますか?恥ずかしながら私は皆さまほどの読書家ではないので、新たに本を探したい時は人気の本やこの本を読んだ人におすすめと出てくる本を手に取ることがほとんどです。そのため沢山ある本の中から新たに面白そうな本を探すことは得意ではありません。普段は面白かった本の著者の別の本から選ぶ、同じテーマやジャンルで絞る等が多く、その結果手に取る本は偏ったものになりがちです。 そこで、様々な本を読んでいる方はどのように探しているのだろう?と少し調べてみました。書評に載った本、本の特集をしている雑誌や本を参考にする、友人知人のお勧めから選ぶという方法が多い印象でした。  自分の好きな本を勧めている人やサイトを見つけ、そこでお勧めしている本から選ぶ、面白かった本を扱っている出版社の本から選ぶ、という方法も感覚や好みが似ていて面白いと感じる本に出会える可能性が高いようです。ただし出版社で絞る場合は様々なタイプの本を扱っている大手は向いていないのだとか。出版社の規模までは気にしたことがなかったので、新たな発見でした。 この他にも様々な本の探し方はあると思いますが、新たな本に出会いたい時は普段とは違う方法で本を探してみるのも良いかもしれません。 ※この「にいがたアイサポートだより」は、にいがたアイサポートセンター  の利用者および関係団体向けとして無料で発行しております。 〜 にいがたアイサポートセンターとは? 〜 協会の施設の4部門(本部事業、視覚障害者情報センター、自立支援室、 地域活動支援センター日だまり)をまとめた呼称です。  ※よりタイムリーな情報については、視覚障害者情報センターにてメール   配信サービスを行っておりますので、そちらもご活用ください。     ※新潟県視覚障害者福祉協会では、点字資料の製作、CD、デイジーなど録音   物の製作を承っております。お気軽にお問い合わせください。   (連絡先 電話025-381-8130 印刷事業部) ※このたよりの点字版製作にあたっては、新潟県視覚障害者福祉協会宛ての競輪の補助金で購入した点字プリンターを使用しております。      次号2025年8月号は、2025年8月14日頃発行予定です! にいがたアイサポートだより 第17号 2025年6月 (メールにいがた174号/福祉だより第133号) 発行:にいがたアイサポートセンター 新潟県視覚障害者情報センター 社会福祉法人 新潟県視覚障害者福祉協会 (掲載に関する連絡先:新潟県視覚障害者情報センター) 〒950‐0121 新潟市江南区亀田向陽1‐9‐1 新潟ふれ愛プラザ内 TEL 025‐381‐8111 FAX 025‐381‐8115 メール tosyo@ngt-shikaku.jp ホームページ http://ngt-shikaku.jp/ 郵便振替:00510‐5‐93600